オール電化住宅のメイン設備は、キッチンのIHクッキングヒーターと、電気温水器のエコキュートであるが、電気式の床暖房も気に成る。
日本では、まだ床暖房はあまり普及していないし、まだ一般的な暖房スタイルじゃないのだが、近年、
オール電化にするご家庭が増え、新築マンションでも床暖房設備が標準で付いているのが普通になった。
オール電化での床暖房は経済的にはどうなのだろうか?
とっくに設備が付いている住宅やマンションを買い付けるのが手っ取り早いのであるが、既存の住宅にリフォームで床暖房をつけるとしたらどうなのだろう。
リフォームで床暖房をつけるには、床を張り替えなければならない為、大がかりなリフォームが必要に成る。
近頃は、既にある床を活用して、その上に熱源を取り付ける上張りのものも有る。
そのケースの場合は、床が痛んでいない事が条件である。
オール電化住宅に比べ、
オール電化マンションの普及が遅れている理由の一つは、既にある今まで型のマンションを
オール電化マンションにリフォームする事がむずかしい事である。
オール電化の設備は、200ボルトの専用線が必要に成る。
200ボルトが部屋まで来ていなければ、引き込みをしなければならない。
オール電化マンションに居住するには、
オール電化マンションの物件を選定する事が、1番簡単な方法である。
太陽光発電システムを導入したケースの場合、自家発電をして使い切らずに余った電力は売り、足らない電力は買い付ける、と云う形に成る。
売り買いする相手は電力会社である。
太陽の照っている昼間は、文字通り[売るほど]の電気が発電される為、使いきれなかった分は売る。
逆に、夜は自家発電が出きない為、夜使用する電気は電力会社から買い取るのである。
この売り買いの釣り合いが、損得の鍵を握るわけである。
もう1つは地盤の問題である。
給湯器をエコキュートにするとなると、本体の他に貯湯タンクが必要になってくるのだ。
タンクは370から460Lの水を貯める為、本体の重さ約100kgプラスタンクの重さ370から460㎏に耐えうる地盤が必要と云う事である。
古民家のケースの場合、床の老朽化も進んでいるだろうから、タンクを置く置かないの問題以前に床の張替えが必要に為っていると考慮される。
張替えの段階で、地盤の事も考慮しておけば、この問題もクリアできそうである。
以上2点をクリアしてしまえば、古民家での
オール電化暮らしは充分実現可能なお話なのである。
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